イヤホン

電車に乗ると、まぁ、みんなイヤホンやらヘッドホンを装着する。

iPhoneの付属イヤホン、ウォークマンの付属イヤホン、オーテクの金色のイヤホン、1000円もしなさそうなピンクのオシャレイヤホン、ヘッドホンは、よく、知らない。

なんてことない景色だ。

ただ、この景色の面白いところはなんといっても、各々が、それぞれ頭にMVを作って音楽を聴いているのだと思うと面白い。

なんの曲で、どんなMVを、今お前は座りながら作成しているんだい?

もちろん全員がそうではないだろうが、少なくとも半分くらいは多分そういうやつの気がする。

赤の他人が、お気に入りの曲で自分のMVを、今作っていると思うとやっぱり面白い。

ちなみに僕はリンキンパークを聴きながらズンズン、と歩くのが好きなのだが、それはさておき、僕には許せない事がある。

僕はスーパーでのアルバイトが今年で4年目なのだが、イヤホンをつけながらスーパーで買い物する客を理解できない。

店内でのイヤホンで共感できるのはアパレル。

あれはもう完全に「俺は1人で決める。スタッフ、寄ってくるな」という意味だと思うのだが、まぁ、理解できる。

だが、食料を買いに行くのにイヤホン、ましてや音楽なんぞいらないだろうと思ってしまう。

いや、これはもしかしたら僕の勝手な理由かもしれない。

世の中にはイヤホンをつけていないと、何か満足できないタイプの人間だっているんだろう。

分かった。

ウインドウショッピングの際は百歩譲って、よしとしよう。

ただ、会計の時は頼むから外してくれ。

ポイントカード、袋分け、割り箸、レシートの有無とかこっちから親切でしてやってる質問をイヤホンしてる奴に言おうとは僕は思わない。

どうせ言っても「え?」とか言うのは長年の経験で履修ずみ。

だから言わないでスルーしてやる。

ところがどっこい、会計でもイヤホンを外さない奴に限ってこの質問をしなかったら怒る。

「ポイントカードお持ちですか?」

聴こえてない。

スルーする。

会計後、「カードあるんですけど」の一言。

2年目ぐらいにこの手のトラブルで僕は客に「イヤホン外せや、お前」と言ってしまい店長にめちゃくちゃ怒られたことがある。

あの事件で一番不思議なのは今もなお、僕はその職場で重宝されて4年目を迎えられているという現実なのは言うまでもない。

ウインドウショッピングでのイヤホンは認めるとは言ったが、それでもぶっちゃけ店内では危ないし、正直やめてほしい。

一番やばい客はイヤホンしながら商品がどこにあるか聞く奴。

あれはもうやばい。

もうそのコーナーまで案内しろと、無言の威圧だ。

口で伝えられるのに、わざわざ動かないといけないのは面倒だ。

イヤホン。

ちゃんとルールを守ってつけましょう。

こんなオチでいいのか分からない。